借地権を買い取るには

       買取交渉はほとんどが失敗する!?
   スムーズに買い取るためには、専門家に聞くのが一番!!

 底地を持っている場合、借地権を取得することで、その土地の完全所有権を手に入れる事が出来ます。
ですが、その借地権の「適正価格はいくらなのか?」を判断することは大変困難です
ですから、不動産に関する知識が不十分な方は、専門家に適正な不動産価格を設定してもらう必要があります。
 不動産業者にその仲介を依頼する人が多いですが、残念ながら全ての不動産業者が良心的という訳ではありません。
言葉たくみに(強引に)売却を迫る業者も多く、それらの業者は「格安で購入し、高く売却しよう」と企んでいるものです
 良心的な不動産業者は別として、ややもすると底地所有者にとって不本意な結果になってしまいがちですし、トラブルにつながることが多いのが現実です。
 委託した不動産業者が提示してきた価格が適正か否かを判断するには、どのような手段があるのでしょうか?
それは、不動産鑑定会社のような特有の豊富な情報力(周辺事例・慣行等)・鑑定評価実績を活用することをおすすめします。
 専門資格者に精査をお願いすることによって、価格が不適正と判断した場合には業者との価格交渉を地主に代わって行ってくれます

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借地権を買い取る以外の方法


 また、底地の完全所有権化には、単純に借地権を買い取る以外の方法もあります。
それは、底地と借地権を交換する方法です(等価交換方式)。
底地と借地権を交換することによるメリットは、双方が完全所有権の土地を手に入れられることです。
一定の要件を満していれば、税務上譲渡がなかったものとみなされ、課税を繰延べさせることが可能です。
交換をスムーズかつ確実にさせるためには、一旦不動産鑑定会社に相談しましょう。
 不動産鑑定会社が作成する、交渉に必要な適正時価を評価する不動産評価報告書に基づいて、借地人が適正な借地権価格を提示しているか、妥当な購入価格はいくらかを判断します。
地主・借地人の関係が良好であっても、双方の利益は相反する部分があるため、専門家が両者の間に入ることで話をスムーズに進めることができます。

借地権付建物に係る融資


 借地人が建物を担保に融資を受ける場合、建物価格しか担保価値として考慮されないことが一般的です。
ローン会社によっては借地権価格も考慮されますが、建物残存耐用年数・底地人の属性等条件が厳しいようです。
また、この場合には底地人の承諾が必要になります。
承諾料は、一般的に更地価格の3~5%が相場です。

地代の適正水準の目安


 地代は需要者(借地人)と供給者(底地人)間の個別的な事情を含む合意により決定されるため、定型的な計算式はありません。
但し、目安となる一般的な相場は、
① 固定資産税・都市計画税(年税額)の2~3
② 更地価格の2~6
と言われています。
※土地の存する地域の慣行等にも大きな影響を受けますので、あくまで参考であることにご留意下さい。        具体的な解決サービスについてはこちら>>

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