マンガで読む地代調査報告書の活用事例
地代調査報告書を活用し、土地の資産価値をUPさせた事例をご紹介します!
墨田区にお住まいのAさん夫妻…
なにやら、貸地のことでお困りのようです。
解決パターン1:
世田谷区にお住まいのAさんは、祖父の代から、
世田谷区内に所有する80坪の土地を借地人に貸していました。
月額5万円の地代は30年以上改定されておらず、
ずっと安すぎるのではないかと思っていました。
でも、賃貸アパートなどと違って、まわりと比べる事が出来ず、根拠もありません。
そのため、
借地人に値上げを言い出すことが出来ずに困っていました。Aさんのお話を聞いて、当社はまず、不動産鑑定士による地代調査をご提案しました。
調査の結果、この土地ならば
月額12万円が相当であるとの結論がでました。
調査結果をうけて、Aさんは借地人に月額5万円から12万円への地代の値上げを申し入れました。
最初は「急に言われても困る」とのことでしたが、地代調査報告書を使い、丁寧に説明したところ、
現在の地代が安いことについて理解・納得してもらうことが出来ました。
そして、
話し合いの結果、今回は月額10万円に値上げすることで合意しました。
適正地代の根拠を示すことで、お互いに納得できる地代に改定することが出来た事例です。
解決パターン2:
台東区にお住まいのAさん兄弟は、
台東区に所有する400坪の土地を月額40万円で借地人に貸していました。
借地上には古アパートが建っており、立地は好いものの建物の老朽化が進み、
長らく空室が続いていました。
月々の固定収入を増やしたいと考えていたAさん兄弟は、
地代が安いのではないかと考え、当初、
地代の値上げを検討していました。
Aさん兄弟のお話を聞いて、当社は地代調査と併せて、
他に
この土地をもっと有効に活用する方法がないかも調査・検討しました。
借地人にも詳しく話を聞いてみると、借地に建っているアパートは、築年が経過し老朽化しているが、
大規模な修繕や建て替えには、工事費や承諾料など、まとまった費用がかかるため、
何も出来ずにいるとのことでした。
そこで、当社は
地主・借地人の双方に
底地・借地権とマンションとの試算の組み替えをご提案しました。
結果、底地と借地権を整理して、マンションを建設。
マンション完成後に
底地・借地権と同等の価値のマンションの部屋を取得するという方法です。
Aさん兄弟と借地人は交換によって新築マンションの部屋をそれぞれ4部屋ずつ取得し、
Aさん兄弟はすべてを賃貸、借地人は3部屋を賃貸し、1部屋は自宅として利用しました。
これにより、地主であるAさん兄弟の
賃料収入は40万円から103万円と約2.5倍にアップし、
また、
借地人は建替え費用などの心配が無くなり、
空室が多かった古アパートの2倍程度の家賃収入を得るようになりました。
地主・借地人双方にメリットがあり、みんなが満足できる解決策を見つけることが出来た事例です。